悪魔の囁きは溺愛の始まり
「青山が幸せならいい。」
「渡部さん………。」
「相手は岡崎部長だし、元々勝ち目なんてなかったんだ。」
二人で会社への道のりを歩く。
春になれば、私と渡部さんは別々のプロジェクトになってしまう。
こうやって言い合う相手が居なくなるのは寂しい。
「青山、幸せになれ。」
「はい、渡部さんも。」
「ああ。違うプロジェクトでも頑張れ。それまでは俺の下でガンガン働いてもらうけど。」
「ふふっ、はい。」
こうやって会社に行く事も懐かしむようになるのだろうか。
すっかり寒い季節へと変わってしまった街並みの中を出社した。
「っで、岡崎部長と楽しめたのか?」
「えっ?」
「ハワイに行くって言ってただろ。」
「あっ、はい。」
思い出すとニヤけてしまいそうだ。
『結婚しよう』
まさかプロポーズされるなんて、思ってもみなかった。
次の日、蒼大は私を教会に連れていき、更に驚かされた。
「渡部さん………。」
「相手は岡崎部長だし、元々勝ち目なんてなかったんだ。」
二人で会社への道のりを歩く。
春になれば、私と渡部さんは別々のプロジェクトになってしまう。
こうやって言い合う相手が居なくなるのは寂しい。
「青山、幸せになれ。」
「はい、渡部さんも。」
「ああ。違うプロジェクトでも頑張れ。それまでは俺の下でガンガン働いてもらうけど。」
「ふふっ、はい。」
こうやって会社に行く事も懐かしむようになるのだろうか。
すっかり寒い季節へと変わってしまった街並みの中を出社した。
「っで、岡崎部長と楽しめたのか?」
「えっ?」
「ハワイに行くって言ってただろ。」
「あっ、はい。」
思い出すとニヤけてしまいそうだ。
『結婚しよう』
まさかプロポーズされるなんて、思ってもみなかった。
次の日、蒼大は私を教会に連れていき、更に驚かされた。