嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「アホか。そんだけ鮮明に覚えているのなら夢じゃないでしょうよ」

と言われると始末。 ……ですよね。

「てか、さ? ずっと思ってたんだけど… 」

歯切れ悪くも優花が発した。

「莉子は五十嵐のこと、好きなの?」

その言葉に一瞬 身体がビクッと反応した。

「え、……やっぱり好きなの!?」

私のわかりやすい反応に優花が食い付いてくる。

私自身も、びっくりしたが感情よりも体は正直らしい。
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