嫌いなアイツとの恋愛のやり方
優花とお別れしてほろ酔い気分で帰宅していた。

タクシー代を浮かすためにフラフラと歩いて帰宅していると私の横を通過するタクシーが一台。

ちょうど目の前に見えている私の住んでいるマンションの前に停車した。

同じ終着地なら途中で乗せてほしかったな、なんて図々しい妄走の矢先。

中から出てきた人物に見覚えある。

「あっ、五十嵐くっ……ん?」

1人だと思っていたけど、それは私の勝手な考えだった。

「……え、」
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