嫌いなアイツとの恋愛のやり方
そりゃ引っ越しだし?仕方のない事だから割り切れる話しなんだけど。

なんか妙に言い方が気に食わない。

なんで、こう、天の上から言うような物の言い方しかできないのだろうか。

仮にも同期で同じ歳だっていうのに。

そんな私をお構いなしに言いたい事だけ言って部屋に入って行く彼。

「ちょっ、ちょっと! 」

「なに? 嫌いな俺にまだ何か言い足りない?」

「っ!? ……何もないわよ! じゃあね! はい、さようなら!」
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