嫌いなアイツとの恋愛のやり方
強制的に終わらせた会話に彼は一瞬ニヤついたようにも見えたが、そのままドアを閉められた。

まさかの事態に呆然と立ち尽くす私。

整理するならば、嫌いになった人物が隣に引っ越してきたというだけの話しなんだけど。

女の勘は全く働かない私なのに嫌な予感がする。

これは神様のイタズラ? ……ですかね?

ふと手元に残る彼からもらった焼菓子の紙袋。

彼は良い人なのか、悪い人なのか?ただ単に私は嫌いだけどちゃんと常識のある人。

あ、そういえばこれのお礼言ってなかった。

……まっ いっか?と軽く開き直り部屋に入った。
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