嫌いなアイツとの恋愛のやり方
お隣さんとなった五十嵐くんだが、特に騒音もなくいつの間にか引っ越し作業は終わっていた模様で。

まぁ実際、隣同士だとは言え頻繁に顔を合わせることもないし。

壁の向こう側に知っている人がいる、なんて思えば少しだけ違和感があるが。

まっ、それも時期に慣れるだろうし。

朝抜けのボーッとしている頭を無理矢理に起こして身仕度を整え家を出た。

そう。結果 同じ会社に勤めていても出勤時間も違えば出会すこともない。

そんな事を不意に思いながらも仕事へと向かった。
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