嫌いなアイツとの恋愛のやり方
___ドンッ

背後から足音が聞こえていたとは思っていたが。

まさか背中をタックルされるとは予想していなかった。

「莉子っ、今日ランチ行こ〜 」

「……優花、心臓に悪いから普通に声かけて?」

無邪気に笑いながらも楽しんでいる優花は今日も絶好調らしい。

「普通に声かけても面白くないでしょ?」

ニンマリと笑顔でなんとも酷なことを言っては、これにだいぶ慣れてきている自分。
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