嫌いなアイツとの恋愛のやり方

「申し訳ございません。会議室は総務部での受付となりますので…… 」

毎度ながら丁重にお断りするのだけど、引き下がらない人に当たると まぁメンドくさい。

「え〜 なんで？ 君は総務部なんでしょ？なら別にいいじゃん！」

絶対に私より遥かにこの会社のルールを知っているであろう営業マンは持ち前のトークで丸め込めようとする。

「他の人は抑えてくれたよ？ ……てか君はまだ新人でしょ？ 言われた通りにすればいいだけの話しだろ」

そのトーク術でいかにも常識ですけど？的な程で話しているけど。

……っんなことあるかい！