嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「2時から抑えておきますので」

「あぁ。よろしく」

そう言い残して彼が去ろうとするので、ふと疑問が浮かんだ。

「ちょ、ちょっと!」

嫌そうに振り向いた彼の顔はいかにも不機嫌そう。

「総務部に、用があったんじゃないの?」

こちらとて引き止めるつもりもなかったけど、なんとなく親切ついでに言葉を発した。

「……忘れた。 また思い出したら来るよ」

きっぱりと言い切りそのまま出て行ってしまった。
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