嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「料理はちゃんとできるんだね?」

彼は食べながらそう一言発した。

それは料理しかできないんだね?と捉えていいのだろうか。

煮え切らない気持ちで彼を見れば、ふと目があった。

「まさか家の鍵を閉め忘れてるなんて、想定外だったけど」

そう。彼をこの部屋に招き入れる前の話。

とりあえず急いでゴミを捨てて部屋に戻り鍵を指して回しドアを開くもなぜか開かない。

あれ?と思いまた鍵を指してドアを開けると普通に開いた。
< 56 / 156 >

この作品をシェア

pagetop