嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「お疲れさまでした〜 」

朝のゴタゴタを過ぎてからは何事も無く終えた今日。

いつもなら残業している時間に退社することができてなんだか気分がいい。

週の半ばで残業がないってこんなにも嬉しいだなんて、少し浮き足立って家路についた。

ちょうどマンションの着いた頃、タクシーが横付けされており誰かが出入りしているようで。

そこを通らないと入口には入れないので、仕方なく通っていると、

「え、……五十嵐くん?」
< 78 / 156 >

この作品をシェア

pagetop