嫌いなアイツとの恋愛のやり方
一先ず胃の中に何か入れてから薬を飲んでもらって。

余程キツイのか、おとなしくベットで寝ている隙にチャチャっとお粥でも作って、なんて思ったのだが。

材料がないって話で。なんなら食器さえもない。

勝手に冷蔵庫を拝見させていただいたが入っているのは飲み物類のみ、しかもアルコール多め。

仕方なく自分の家に一旦戻ってから必要な物だけも持って料理に取り掛かった。


ちょうど出来上がった頃に、彼がベットから起き上がるのが見えた。

「体調はどう?」
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