嫌いなアイツとの恋愛のやり方
なんて、甘えた声で言うもんだから。

言われた私の方がびっくりして身体の体温が上がった気がした。

これはきっと風邪のせい、そのせいで彼が可愛く見えてしまっているんだと。

食べ終えた食器を受け取り、そのまま彼の部屋を後にした。


___あ。

と、3秒前に居たはずの彼の部屋に戻る。

「どうした?」

「あ、あの…… 鍵を忘れちゃって」

「………やっぱり三浦さんはバカなのかも」

クスッと嘲笑われたのは言うまでもない。
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