嫌いなアイツとの恋愛のやり方
その瞬間、私の頭に鐘が鳴り響いた。

それはもう、とてつもなく、電気が走ったかのように。

五十嵐 界(イガラシ カイ) 同期で彼の事を知らない人はまずいないだろう。

イケメンという言葉が似合う容姿端麗、新入社員にして営業部の期待エースとして名を知らせている。

キリッとした目にスッと通った鼻筋、形の良い唇から私は「大丈夫?」と心配された。

しかも助けてもらうというオプション付きで。

元々みんなの噂の的だったけど、これはまさに一目惚れするでしょ? ね?
< 9 / 156 >

この作品をシェア

pagetop