お見合い結婚時々妄想
午後から休みをもらった慎一郎さんと一緒に買い物をして、家に着いた時は午後3時過ぎたころだった
それから洗濯物を取り込んだり、晩御飯の支度を一緒にして、一段落ついた頃には、今日美智子と話したことを、一通り話し終えていた
「美智子さんも、誰かに話したかったんだろうね」
「うん、そうだと思う」
「それにしても、うちの会社の担当者が、美智子さんなんて、凄い偶然だね。美智子さんの会社って、確か……」
「I企画だよ。」
「今度、うちの会社から新商品発売するって言ってたから、その担当だろうな。それとなく、関係部署に聞いてみよう」
『新商品発売って……F社は日本を代表する総合商社っていうのは知ってるけど、結局何をやってるのかっていうのは、よく分かんないだよね。慎一郎さんはそんな会社の海外事業部の部長さんで、36歳なんかでそんな肩書き持ってることが、異例だって結婚式の時にF社の偉い人が言ってたような気がする……ちょっと待って、F社って海外にも支店とかあったよね。て事は、慎一郎さんが海外にも転勤とかしちゃったら……』
「祥〜子。そろそろ戻っておいで」
「……慎一郎さ〜ん」
「お帰り、祥子。どうした?泣きそうな顔してるけど?」
「私、英語出来ません〜」
「は?」
今の妄想を慎一郎さんに話すと、思いっきり笑われた
「本当に祥子といると厭きないね」
まだ笑ってるし
「大丈夫、25歳から33歳まで海外勤務だったから、しばらく海外に転勤はないと思う」
「海外勤務って……。じゃ、英語なんて当たり前にしゃべれるんですか?」
「そうだね。あと、ドイツ語とフランス語は日常会話程度には」
スーパーマンだ!ここにスーパーマンがいる!
「それって、経験を積んだから本社に栄転したってこと?F社って本社、日本でしょ?」
「そうだね。でも栄転かどうかは僕には分からないけど」
「誰が考えてもそうだと思う……それに……」
「何?たまにはトリップせずに、口に出してもいいよ?」
でも、こんなこと言ったら嫌われそう……
「祥子、大丈夫だから言ってみて?」
私、今の口に出てた?
「祥子は顔に全部出るからね」
慎一郎さん……
「……結婚相手、本当に私でよかったの?」
「……それ、どういう意味?」
ほら、怒ってるし!
「私じゃなくても、もっと慎一郎さんにふさわしい人が、いたんじゃないかって……。私、英語すら話せないんだよ?こんな私より、もっとバイリンガルな人と結婚したほうが、良かったんじゃないかって……」
ダメだ、泣きそうだ
すると慎一郎さんは、私を抱きしめて、背中を優しくなでてくれた
私は我慢できなくなって、やっぱり泣いてしまった
「祥子の涙、結婚式以来」
「う゛〜……」
「僕の奥さんは、祥子なんだから、不安にならないで?」
「だって……」
「祥子以上に僕にふさわしい人なんていないから」
「どうしてそんなことが言えるの?」
「どうしてって……」
慎一郎さんの両手が私の頬を包み、おでこ同士を合わせてこう言った
「祥子を愛してるから」
私は慎一郎さんに抱きついて、また泣いてしまった
慎一郎さんは、ギュッて抱きしめてくれた
私が泣き止むと、慎一郎さんが聞いてきた
「祥子、晩御飯って、まだあとでいいよね?」
「??」
すると耳元で、囁いた
「抱いてもいい?」
顔を真っ赤にして、何も言えない私の返事も聞かず、慎一郎さんは寝室へ私を連れていき、ベットへ押し倒して、深いキスをした
「慎一郎さん……」
「祥子、好きだよ……」
「私も好きです。慎一郎さん……」
そして、今までで一番熱く愛し合った
それから洗濯物を取り込んだり、晩御飯の支度を一緒にして、一段落ついた頃には、今日美智子と話したことを、一通り話し終えていた
「美智子さんも、誰かに話したかったんだろうね」
「うん、そうだと思う」
「それにしても、うちの会社の担当者が、美智子さんなんて、凄い偶然だね。美智子さんの会社って、確か……」
「I企画だよ。」
「今度、うちの会社から新商品発売するって言ってたから、その担当だろうな。それとなく、関係部署に聞いてみよう」
『新商品発売って……F社は日本を代表する総合商社っていうのは知ってるけど、結局何をやってるのかっていうのは、よく分かんないだよね。慎一郎さんはそんな会社の海外事業部の部長さんで、36歳なんかでそんな肩書き持ってることが、異例だって結婚式の時にF社の偉い人が言ってたような気がする……ちょっと待って、F社って海外にも支店とかあったよね。て事は、慎一郎さんが海外にも転勤とかしちゃったら……』
「祥〜子。そろそろ戻っておいで」
「……慎一郎さ〜ん」
「お帰り、祥子。どうした?泣きそうな顔してるけど?」
「私、英語出来ません〜」
「は?」
今の妄想を慎一郎さんに話すと、思いっきり笑われた
「本当に祥子といると厭きないね」
まだ笑ってるし
「大丈夫、25歳から33歳まで海外勤務だったから、しばらく海外に転勤はないと思う」
「海外勤務って……。じゃ、英語なんて当たり前にしゃべれるんですか?」
「そうだね。あと、ドイツ語とフランス語は日常会話程度には」
スーパーマンだ!ここにスーパーマンがいる!
「それって、経験を積んだから本社に栄転したってこと?F社って本社、日本でしょ?」
「そうだね。でも栄転かどうかは僕には分からないけど」
「誰が考えてもそうだと思う……それに……」
「何?たまにはトリップせずに、口に出してもいいよ?」
でも、こんなこと言ったら嫌われそう……
「祥子、大丈夫だから言ってみて?」
私、今の口に出てた?
「祥子は顔に全部出るからね」
慎一郎さん……
「……結婚相手、本当に私でよかったの?」
「……それ、どういう意味?」
ほら、怒ってるし!
「私じゃなくても、もっと慎一郎さんにふさわしい人が、いたんじゃないかって……。私、英語すら話せないんだよ?こんな私より、もっとバイリンガルな人と結婚したほうが、良かったんじゃないかって……」
ダメだ、泣きそうだ
すると慎一郎さんは、私を抱きしめて、背中を優しくなでてくれた
私は我慢できなくなって、やっぱり泣いてしまった
「祥子の涙、結婚式以来」
「う゛〜……」
「僕の奥さんは、祥子なんだから、不安にならないで?」
「だって……」
「祥子以上に僕にふさわしい人なんていないから」
「どうしてそんなことが言えるの?」
「どうしてって……」
慎一郎さんの両手が私の頬を包み、おでこ同士を合わせてこう言った
「祥子を愛してるから」
私は慎一郎さんに抱きついて、また泣いてしまった
慎一郎さんは、ギュッて抱きしめてくれた
私が泣き止むと、慎一郎さんが聞いてきた
「祥子、晩御飯って、まだあとでいいよね?」
「??」
すると耳元で、囁いた
「抱いてもいい?」
顔を真っ赤にして、何も言えない私の返事も聞かず、慎一郎さんは寝室へ私を連れていき、ベットへ押し倒して、深いキスをした
「慎一郎さん……」
「祥子、好きだよ……」
「私も好きです。慎一郎さん……」
そして、今までで一番熱く愛し合った