闇にのまれた光
夜の闇
ハク「月羽、寝るか?」
『いや。準備する。』
カレン「また学校へ行くんですの?」
『違う。殺し屋のだ。』
クロ「手を洗われてはいかがかな?」


『……これが私の生きる道だ。』
誰に言われようと私は続ける。
あいつが現れた時、殺せるように。

パサッーーーーーー
元の姿に戻り、黒のパーカーに黒の短パン、黒の靴を履き、黒のマスクを付けた。


パーカーはもちろん被っている。

アイン「わぁお……殺し屋っすねぇ」
『黙れ。今の俺はお前達の知る俺ではない。お前達も俺の邪魔にならない所で見ていればいい。俺の姿を、目に焼き付けろ。』

シュッーーーー
瞬間移動した俺はある建物の中に立っていた。

ここにマフィアが来るという情報が入ったからだ。

ガチャンッ
ギィィィィッ
入ってきたのはトラック。
2……300人が総勢乗っているらしい。

はっ、ザコだな。
俺が殺しをする時は、魔法は使わない。



魔法だけは汚したくない。

『やぁやぁ皆さんこんばんは。今宵も大きな赤い満月だ。』

余興を始めようか。

?「だれだ!!!!!」
『あははははははっ!!!!!
誰だって?お前らがよく知る虐風だよ。』

?「虐風だと?!?!か、かかれ!!!」


ザコがほざいてんじゃねえよ。
『今宵も宴の幕が上がる。上がる上がる上がる上がる。

さぁて……どんなお味かな?』

高度な魔法を使い私に攻撃魔法をしかける男ども。

『ザコがほざいてんじゃねぇよ』
ガキッ!!!!!
ゴキッ!!!!!
ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!!!!!


ざっと足蹴りで百人殺した。
『あははははははっ!!!!!
今宵も楽しい宴だ!!!!!!!!』

狂ってる……
一人がそう呟いた。
はっ、そうだ。俺は狂ってる。
なら……もっと狂わせろよ。

『かかってこい。』
200人が一斉にかかってきた。

戦略もままならないまま俺に勝てるとでも思ってるのかお前らぁ。
『ザコがいくら集まってもザコに変わりないんだよ。』

自覚しろクズ

ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!!!!!!!!!

次の瞬間には、たった1人も立っていなかった。
あたり1面、血の海だ。


『出てこいよ、ボス。お前がいる事は分かってるんだ……。まだ楽しい宴は続いてるよ……?』

ボス「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!!!!!!!!」

『フィナーレだ。』
バッシャァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
派手に吹いた血が俺を汚す。


『クククククッ!!!!!あはははははははははははははははっ!!!!!!!!!!!!!!!』

血の海だっ血だ!!!
あははははははっ!!!!!
血が私を興奮させる。

『つまらないなぁクズどもが』
俺に立ち向かう時点でクズなんだよお前ら。

『はっ。』
私は踵を返し、暗闇に紛れた。
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