闇にのまれた光
魔力測定
宮城「あー、魔力測定するぞー。まずは……会長、手本見せてやれ。」
会長「はい。」
パァァァァッ
水晶に手を乗せた会長に七色の光が上がったかと思えば、文字が映し出された。
150000。
その数字が見て取れた。
宮城「あーこんな感じでしていくぞー。」
次々と進む中、歩の番になった。
パァァァァっ
淡い光が差し込んだかと思うと、またもや数字が出される。
12万。
その数字を見て納得しているようだった。
パァァァァっ
美代は、125000。
……次に、レン。
パァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!
真っ白な光が辺りをつつむ。
出た数字は
百五千万。
全員が口を開けたまま動けなくなった。
宮城「月羽、次はお前だ。」
『……ですが。』
宮城「大丈夫だ。お前も測れるようにしたから。」
……本当かな。
『分かりました。』
(ガタッ
みんなの視線が私に集まる。
恐る恐る、水晶に手を当てた。
ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァァァアァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風が吹き荒れ、竜巻のようなものを一瞬起こし、何かが現れた。
"1千億以上,"
これ以上はもう測れないということだ。
宮城「やはり測れないか……」
『ですが割れなかっただけで物凄い威力を持つことが分かりました。』
レンだけが平然と私を見ていた。
昔から知っているから、私の力が分かる。
カタンッー
座るとレンが近寄ってきた。
レン「月羽、また魔力上がったんだね。」
『うん。レンこそ、魔力上がったね』
レン「うーん。月羽よりは全然だけどね?お兄ちゃんなのに情けないなぁ」
『そう?妹がお兄ちゃんを守るのもアリだと思うよ?』
レン「そういうもんじゃないの。」
少し悲しそうな顔で頬杖をつきながらいった
『ふーん。』
レン「月羽、おいで。」
『え?』
いつの間にかレンの膝の上に乗らされていた。
『お、重いから降ろして?』
レン「やーだ。軽いよ。それに昔もこんなのやってたんだから。久しぶりにやりたいの。」
『~っ、恥ずかしいよ……』
レン「ふふ、いいのいいの。」
大半の生徒が私達を見て倒れた。
キーンコーンカーンコーン
膝に乗せられたまま授業が終わり、少し寝ようかなと思っていると、会長達に話しかけられた。
会長「その……だなっ。よかったなっ、家族と会えて。あ、いや、別に変な事は思ってないぞ。」
レン「ありがとうございます。」
副会長「それに生き別れた双子だったなんて、驚きました。」
レン「あはは、聞いてたんですね。」
レンは、目が笑っていなかった。
冷酷なほど冷たいその目。
レン、レンはどうしてそんな顔するの?
玲央「……お前…」
玲央は、気づいた。
玲央「……悪いヤツ。」
そう一言呟いた。
それは私に向けられたもの。
『そういいたければいえばいいよ。』
だって私は闇なんだから。私は、お前らとは違う。
足を洗うつもりもない。
ましてや人を救う気にもならない。
血が好きだ。
『玲央、そういう君はどうなの……?』
耳元でそう呟き、レンを引っ張って裏庭に出た。
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会長「はい。」
パァァァァッ
水晶に手を乗せた会長に七色の光が上がったかと思えば、文字が映し出された。
150000。
その数字が見て取れた。
宮城「あーこんな感じでしていくぞー。」
次々と進む中、歩の番になった。
パァァァァっ
淡い光が差し込んだかと思うと、またもや数字が出される。
12万。
その数字を見て納得しているようだった。
パァァァァっ
美代は、125000。
……次に、レン。
パァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!
真っ白な光が辺りをつつむ。
出た数字は
百五千万。
全員が口を開けたまま動けなくなった。
宮城「月羽、次はお前だ。」
『……ですが。』
宮城「大丈夫だ。お前も測れるようにしたから。」
……本当かな。
『分かりました。』
(ガタッ
みんなの視線が私に集まる。
恐る恐る、水晶に手を当てた。
ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァァァアァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風が吹き荒れ、竜巻のようなものを一瞬起こし、何かが現れた。
"1千億以上,"
これ以上はもう測れないということだ。
宮城「やはり測れないか……」
『ですが割れなかっただけで物凄い威力を持つことが分かりました。』
レンだけが平然と私を見ていた。
昔から知っているから、私の力が分かる。
カタンッー
座るとレンが近寄ってきた。
レン「月羽、また魔力上がったんだね。」
『うん。レンこそ、魔力上がったね』
レン「うーん。月羽よりは全然だけどね?お兄ちゃんなのに情けないなぁ」
『そう?妹がお兄ちゃんを守るのもアリだと思うよ?』
レン「そういうもんじゃないの。」
少し悲しそうな顔で頬杖をつきながらいった
『ふーん。』
レン「月羽、おいで。」
『え?』
いつの間にかレンの膝の上に乗らされていた。
『お、重いから降ろして?』
レン「やーだ。軽いよ。それに昔もこんなのやってたんだから。久しぶりにやりたいの。」
『~っ、恥ずかしいよ……』
レン「ふふ、いいのいいの。」
大半の生徒が私達を見て倒れた。
キーンコーンカーンコーン
膝に乗せられたまま授業が終わり、少し寝ようかなと思っていると、会長達に話しかけられた。
会長「その……だなっ。よかったなっ、家族と会えて。あ、いや、別に変な事は思ってないぞ。」
レン「ありがとうございます。」
副会長「それに生き別れた双子だったなんて、驚きました。」
レン「あはは、聞いてたんですね。」
レンは、目が笑っていなかった。
冷酷なほど冷たいその目。
レン、レンはどうしてそんな顔するの?
玲央「……お前…」
玲央は、気づいた。
玲央「……悪いヤツ。」
そう一言呟いた。
それは私に向けられたもの。
『そういいたければいえばいいよ。』
だって私は闇なんだから。私は、お前らとは違う。
足を洗うつもりもない。
ましてや人を救う気にもならない。
血が好きだ。
『玲央、そういう君はどうなの……?』
耳元でそう呟き、レンを引っ張って裏庭に出た。
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