失恋の傷には媚薬を
代償
どんなに考えても不安は拭えない
考えないようにしても不安になる
また、姉に邪魔されるんじゃないか
二度も邪魔されているから
三度目もあり得るのだ
「大丈夫、心配するな」
亮平さんは優しく抱きしめてくれる
不安がなくなるわけではない
でも、大丈夫な気がしてくる
亮平さんがいてくれるなら…
そう思っていた
でも、それは突然だった
『…えっ、、どういう…こと?』
今日は会議やら呼び出しやらで
殆どオフィスにいなく
顔を見ることがなかった亮平さんは
夜、私の部屋へ寄ってくれた
疲れてる顔が
何かあったんじゃないかと心配は的中
亮平さんも思ってもみない人事に
戸惑いながらも話してくれた