失恋の傷には媚薬を
化粧を直したい、と
どこかお店に寄って直そうと思ったのだが
なぜか、ラブホテルにいる
亮平さんの勘違い、らしい
らしくない行動に問い詰めたら
珍しく、こんな昼間から
私を抱きたくなった、と言われてしまった
『もしかして、達彦に嫉妬した?』
図星だったようで
亮平さんはいま、シャワーを浴びている
可愛いところもあるんだ、と
新たな一面も観れ、幸せな気分だ
メイクも直さず
そのままベットへ寝っ転がる
夕方までに帰るとしても
本当にエッチ、するのかな
そんなことを考えると
心臓がドキドキしてしまう
シャワールームに自然と目が行き
早く出とこないかと期待してしまう
正直言うと
私も同じ気持ちだった
早くシャワーから出てこないかと
シャワールームに目がいってしまう