失恋の傷には媚薬を
逆恨み
どうして
こんなことになったのか、
そんなこと誰にもわからない
一体私は誰に狙われているのだろう
「あと、気になったことはありませんか?」
『…ありません』
この前とは違う警察官の人が聞いてきた
淡々と業務を進め
証拠品を持ち、帰えっていった
「どういうことだよ」
いつもニコニコとしている部長が苛立っている
タイミングよく
「引っ越し蕎麦は食ったか?」と
笑いながら電話がきた
郵便受けに落とされた物を目にして
私も、里奈も動揺していた
何を話したか覚えていないが
「今すぐ行く」と言ってくれたのを覚えている
「引越し早々、なんでた!?誰かに引越し先教えたのか?」
イライラしながら私へ聞いてきたが
誰にも言っていないと首を横に降る