×princess misfortune×
「高橋くん。わたしクリーム塗るから、フルーツのせてくれる?」
樹野くんに仕事を取られて手持ち無沙汰になった高橋くんを呼んで、わたしたちはフルーツサンドの仕上げに取りかかった。
「聖偉ちゃん……俺の手伝いは?」
少し離れたところから一人、シャカシャカと生クリームを泡立ててた樹野くんの恨めしそうな声が聞こえた。
「頼まれてないけど?」
屁理屈をこねられたからには屁理屈で返す。
わたしの手伝いはしてくれなかったくせに自分ばっかり……。
ってことで、手伝いはしてやんない。
こうして、わたしは樹野くんに背中を向けたまま、高橋くんとお喋りしながらフルーツサンドを作ることに専念した。
後ろからやったらにシャカシャカシャカシャカいってたのは…………気のせいね。多分。
樹野くんに仕事を取られて手持ち無沙汰になった高橋くんを呼んで、わたしたちはフルーツサンドの仕上げに取りかかった。
「聖偉ちゃん……俺の手伝いは?」
少し離れたところから一人、シャカシャカと生クリームを泡立ててた樹野くんの恨めしそうな声が聞こえた。
「頼まれてないけど?」
屁理屈をこねられたからには屁理屈で返す。
わたしの手伝いはしてくれなかったくせに自分ばっかり……。
ってことで、手伝いはしてやんない。
こうして、わたしは樹野くんに背中を向けたまま、高橋くんとお喋りしながらフルーツサンドを作ることに専念した。
後ろからやったらにシャカシャカシャカシャカいってたのは…………気のせいね。多分。