×princess misfortune×
「甘いよ。聖偉ちゃん?」
「えっ? ……んむっ!!」
わたしの口から飛び出していたフルーツサンドに、樹野くんが思い切りかじりついた。
唇が触れ合いそうな手前で止まった樹野くんの唇。
何時くっついてしまうかと思ったら、この上ない緊張で、息が上手く出来ない……。
「聖偉ちゃん」
樹野くんの囁きが唇に触れる。
喋るなぁ!!
唇に息がかかって気持ち悪い~!!
必死で顔を逸らすわたしは、やっぱり捕まるわけで……。
「俺から目、離しちゃダメだよ? わかった?」
すんごく甘い笑顔でわたしの顎を掴んだら、念を押すように更に顔を寄せてくる。
そして、
「ヒィッ!! ギャーーッッ!!」
ペロリと軽くわたしの頬を舌で撫でた。
全身を駆け巡る鳥肌の嵐で、わたしは思わず樹野くんを突き飛ばして、後退りした。
まるで幽霊に遭遇したみたいに、恐怖で引きつった顔で樹野くんを見つめた。
「クリーム取っただけじゃん。あわてんぼー」
クスクスっと平然とした笑いを浮かべられる樹野くんがホント怖い……。
「なめんなぁ!! 変態エロサディスト!!」
「えっ? ……んむっ!!」
わたしの口から飛び出していたフルーツサンドに、樹野くんが思い切りかじりついた。
唇が触れ合いそうな手前で止まった樹野くんの唇。
何時くっついてしまうかと思ったら、この上ない緊張で、息が上手く出来ない……。
「聖偉ちゃん」
樹野くんの囁きが唇に触れる。
喋るなぁ!!
唇に息がかかって気持ち悪い~!!
必死で顔を逸らすわたしは、やっぱり捕まるわけで……。
「俺から目、離しちゃダメだよ? わかった?」
すんごく甘い笑顔でわたしの顎を掴んだら、念を押すように更に顔を寄せてくる。
そして、
「ヒィッ!! ギャーーッッ!!」
ペロリと軽くわたしの頬を舌で撫でた。
全身を駆け巡る鳥肌の嵐で、わたしは思わず樹野くんを突き飛ばして、後退りした。
まるで幽霊に遭遇したみたいに、恐怖で引きつった顔で樹野くんを見つめた。
「クリーム取っただけじゃん。あわてんぼー」
クスクスっと平然とした笑いを浮かべられる樹野くんがホント怖い……。
「なめんなぁ!! 変態エロサディスト!!」