×princess misfortune×
開け放たれた入り口では、ゆっこ&尋香が大号泣で万歳三唱……。
高橋くんと共に、実哉に付き添って来てくれた飾り付け係の姉御肌沢田さんが、
「……やっぱり樹野くんとデキてんのっ?」
ニヤニヤした顔で耳打ちしてきた……。
まさか……。
「覗い……た?」
恐る恐る高橋くんに目をやると、
「ドア、ちょっと開いてた……」
ちょっと慌てて、わたしから目を逸らしながら答える。
その反応が全てを物語っているようで、わたしは一気に赤面した。
「大丈夫大丈夫! わたしと高橋くんしか見てないから!」
盗み聞きはしたけどねぇ~。
あっけらかんとして笑ってる沢田さんの隣で、
「沢田さん悪趣味~」
なんて言いながら一緒になって笑ってる樹野くんの図太さに、思わず深ーーいため息をついた。
「ごめん……悪気は無かったから」
口ごもりながら謝る高橋くんが、唯一の常識人であることに、
いろんな意味で泣きたくなった……。
高橋くんと共に、実哉に付き添って来てくれた飾り付け係の姉御肌沢田さんが、
「……やっぱり樹野くんとデキてんのっ?」
ニヤニヤした顔で耳打ちしてきた……。
まさか……。
「覗い……た?」
恐る恐る高橋くんに目をやると、
「ドア、ちょっと開いてた……」
ちょっと慌てて、わたしから目を逸らしながら答える。
その反応が全てを物語っているようで、わたしは一気に赤面した。
「大丈夫大丈夫! わたしと高橋くんしか見てないから!」
盗み聞きはしたけどねぇ~。
あっけらかんとして笑ってる沢田さんの隣で、
「沢田さん悪趣味~」
なんて言いながら一緒になって笑ってる樹野くんの図太さに、思わず深ーーいため息をついた。
「ごめん……悪気は無かったから」
口ごもりながら謝る高橋くんが、唯一の常識人であることに、
いろんな意味で泣きたくなった……。