×princess misfortune×
後夜祭
気がつけば文化祭も終わり、後に残るは面倒な片付け。
有志で集まった生徒のバンドとかなんとかで、体育館からは後夜祭で盛り上がる声が聞こえていた。
クラス全員でぞろぞろと打ち上げに向かう姿もある中で、
「担任の差し入れ~!」
担任の先生が出してくれた打ち上げ代で、いつの間にか大量の花火とお菓子を用意していたゆっこたち。
文化祭ムード覚めやらぬは先生たちも同じ。
職員室のから見える範囲ならって許可をもらって、早速校庭の端っこで花火大会が始まった。
「焼きマシュマロ~!!」
とか叫びながら、割り箸に突き刺したマシュマロを花火で炙るゆっこ&尋香……。
変なテンションに乗せられて、さっきまでつけてたピンクのフリフリエプロンを、
「裸エプロン!」
なんて言いながらパンツ一枚で身に纏い、顰蹙と笑いの両極端な反応をもらってる男子たち……。
とにかく……盛り上がる打ち上げ。
その笑顔の中にいる実哉を見て、わたしの顔も無意識に綻んだ。
「嬉しそうだね? 樹野くん見てた?」
そんなわたしの隣から声をかけてきたのは、ニタニタ笑いの沢田さん。
有志で集まった生徒のバンドとかなんとかで、体育館からは後夜祭で盛り上がる声が聞こえていた。
クラス全員でぞろぞろと打ち上げに向かう姿もある中で、
「担任の差し入れ~!」
担任の先生が出してくれた打ち上げ代で、いつの間にか大量の花火とお菓子を用意していたゆっこたち。
文化祭ムード覚めやらぬは先生たちも同じ。
職員室のから見える範囲ならって許可をもらって、早速校庭の端っこで花火大会が始まった。
「焼きマシュマロ~!!」
とか叫びながら、割り箸に突き刺したマシュマロを花火で炙るゆっこ&尋香……。
変なテンションに乗せられて、さっきまでつけてたピンクのフリフリエプロンを、
「裸エプロン!」
なんて言いながらパンツ一枚で身に纏い、顰蹙と笑いの両極端な反応をもらってる男子たち……。
とにかく……盛り上がる打ち上げ。
その笑顔の中にいる実哉を見て、わたしの顔も無意識に綻んだ。
「嬉しそうだね? 樹野くん見てた?」
そんなわたしの隣から声をかけてきたのは、ニタニタ笑いの沢田さん。