転職先の副社長が初恋の人で餌付けされてます!
エピローグ
「はい、ごちそう様でした……二重の意味で」
李江は星野と寺田には事情を説明した。先日三人で来た、個室居酒屋でのランチタイムの事。
「ま、私は李江ちゃんが元気ならそれでいいよ」
星野が続けた。
「脇田さんの矢印が芦名さんに向いてるとは思ってましたけど……両思いだったんッスねえ……、つか、俺が余計な事をしなければ、こじれなかったって事ですよね、なんか、すんません」
寺田はすっかり恐縮していた。
「いえ、そんな! ……結果的には、ちゃんと、その……」
李江が赤面しながら照れる。
「でもさ、したら、堂々と一緒にランチに行ったらよかったんじゃないの?」
星野が言う。
「お二人には、ちゃんと説明しておいた方がいいかな、と、……ご心配おかけしてすみませんでした」
そう言って、李江が頭を下げた。
「あれ? でも、今日脇田さん、すっげーーうれしそうに弁当持って給湯室向かってましたけど、あれって……」
給湯室にはスタッフ共有の電子レンジが置いてあって、休憩時間には持参弁当を暖めるのスタッフでいつも混雑していた。
「……はい、私が、作りました。お昼、一緒に行けないので、替わりに」
李江が恥ずかしそうに言うと、星野と寺田がおおおーーーーっとはやし立てた。
李江は星野と寺田には事情を説明した。先日三人で来た、個室居酒屋でのランチタイムの事。
「ま、私は李江ちゃんが元気ならそれでいいよ」
星野が続けた。
「脇田さんの矢印が芦名さんに向いてるとは思ってましたけど……両思いだったんッスねえ……、つか、俺が余計な事をしなければ、こじれなかったって事ですよね、なんか、すんません」
寺田はすっかり恐縮していた。
「いえ、そんな! ……結果的には、ちゃんと、その……」
李江が赤面しながら照れる。
「でもさ、したら、堂々と一緒にランチに行ったらよかったんじゃないの?」
星野が言う。
「お二人には、ちゃんと説明しておいた方がいいかな、と、……ご心配おかけしてすみませんでした」
そう言って、李江が頭を下げた。
「あれ? でも、今日脇田さん、すっげーーうれしそうに弁当持って給湯室向かってましたけど、あれって……」
給湯室にはスタッフ共有の電子レンジが置いてあって、休憩時間には持参弁当を暖めるのスタッフでいつも混雑していた。
「……はい、私が、作りました。お昼、一緒に行けないので、替わりに」
李江が恥ずかしそうに言うと、星野と寺田がおおおーーーーっとはやし立てた。