* switch *
朝起きたら 翔君に抱きしめられて眠っていた。昨日お酒を飲んで そのままふわふわして寝ちゃうとか、あり得ない。

翔君 きっと呆れただろうな…
途中から 余り覚えていない辺り 何か翔君に幻滅される事や言葉を言ってないか 不安で仕方がない…

「月夢…おはよう///」

「///翔君おはよう。昨日はあんまり覚えてないけど、私何か変じゃなかった?」

「ん~?月夢はいつ どんな時も酔ってても何しても超可愛いから…変じゃないよ…」

寝起きにも関わらず 激甘な発言ばかりする翔君。更にぎゅっとされ ドキドキが止まらない。

「///はぁ。朝起きたら月夢が横にいるのって幸せ…」

追い討ちの甘い攻撃を掛ける翔君に 私はノックアウトで…

(翔君…私をどうしたいの?)

じっと 翔君の胸の中でいるしかない私を、まだ尚ドキドキさせる人…。

顎をクイッとあげ チュッとリップ音をさせて わざと?

「あ~///月夢…俺たまんないよ…早く全部俺の物にしたい…」

翔君…私わかるよ。
だって…翔君のが 何気に体に当たっていて、ちょっと存在感が半端ないから…

私がお子様過ぎて 翔君に付いていけなくてごめんね…だけど。

初めては一番好きな人にって決めてるから…翔君しか考えられない。

「さて ずっとこうしてくっついてたいけど、用意して会社に行こうか?今日はさ、夜 に月都に会うんだろ?」

「あっ忘れてた…そうだね。翔君も呼ばれてるの?」

「ああ、仕事終わったら 月夢迎えに行くから 一緒に行こうな…。」

「うん、良かった。翔君が一緒だと 怖くないし安心出来るから…」


翔君はそっと私を優しく抱きしめ 頬にキスを落とし それから朝の用意をお互いして、マンションを出た。


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