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「今晩は…結弦久しぶり。翔、お疲れ。月夢ちゃん、この前はありがとう。今日は招いてくれて サンキュー。」

爽やかなイケメンが玄関から入って来た。前見た時は私服だったのに、今日はビシッとスーツを着ている 極上男子。

お兄ちゃんの友達や知り合いは イケメンしかいないの?って 本気で思ってしまう。

3人揃えば…デビュー出来るレベルだよ。
私は絶対何が何でも翔君が 推しメンだけどね///

目の保養が存分に出来る環境にいる私は 幸せの許容量を越えてしまうのは 早いかも知れない。

「月夢ちゃんって いつもこんな感じなの?」

急に耳元で声がして びっくりして振り返ると 近い、近過ぎる場所に アイドルフェイスの月都君がいる。

「///あの、近いです。」

「そう?でも嫌じゃないでしょ。クスッ…」

あ~この人、わざとの確信犯なんだ…。さっきのお兄ちゃんと翔君の話は この事?

「月夢ちゃんって翔の彼女?」

「月夢、ここに座れ。」

お兄ちゃんが トントンと自分の横を叩いていて、私を呼ぶ。

え?と思ったけれど…素直に お兄ちゃんの隣に行き座った。

「へぇ、そういう事ね…。中々面白いじゃない。」

「月夢は俺の彼女。月都に関係ない。」

「だけど付き合い始めたの最近だろ?まだ日は浅いと見た。」

「だから?」

「教えない…。」

「お前、止めろよ…。余計な事はするな。」

「さぁ、どうしょっかな?」

「月夢、このたらし要注意人物だと覚えておけ。アイドルフェイスに騙されんなよ。」

「ひっでぇ扱い。結弦、言うね。」

「ああ、可愛い月夢守る為には、俺は容赦ないぞ…。」

中々の会話のラリーに 雰囲気を変えたくて
「お兄ちゃん お腹空いたよ。ご飯食べようよ…。」

「ああ そうだな。月夢運ぶの手伝ってくれ。」

その場か少し穏やかになり 少しホッとした。

近くに目をキラキラさせた 猛禽類に自分がターゲットにされているのも知らずに…。





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