* switch *
翔君との待ち合わせ場所に行くと 翔君と誰かがいる?

近付くと20代の女の人二人が翔君に話掛けていた。翔君に話掛け辛くて離れた場所で様子を見ていた。

「ねえお姉さん 誰か待っているの?」

知らない人が話掛けて来た。

「///あの…。」

「///ヤバっ。お姉さん 俺もツレ待ってるんだけど 一緒に待ってもいい?」

勝手に私の横で待つ人は大学生位か 私より年下。だけど男の人が苦手で しかも知らない人の対処なんて私には出来る筈もない。

「///何この人ヤバい。お前知り合い?」

ツレらしき人が戻って来たようだ。

「いや、友達待ってるみたいで、一緒にいたんだ。そうだ、お姉さんの友達戻って来たら 俺らと一緒しない?」

「///あの…困ります。」

「///はぁ。お姉さんより俺が困る。何なの?この人…」

グイッと腰から引っ張られ あっと思った時には 誰かの胸の中。

「何、勝手に口説かれてんの?俺、さっきから待ってたんだよ。」

「え?お姉さんのお友達って、この人?」

「へぇ、お友達ね?」

「///違うっ」

「ごめんね。彼女シャイで可愛いから 俺が目を離した隙に…君らに入る隙全然ないから…」

「ほら、行くよ月夢。その顔 他の奴に見せるの禁止な…」

「///やだ。見ないで…。」

二人のやり取りにその場にいた男性二人と、さっきまで翔の側にいた女性二人が 顔を赤らめて見ていたのを 月夢は知らずに、翔に引きづられる様に部屋に戻って行った。

浴衣の美男美女のツーショットは普段の服より半端ない破壊的に目の保養、立ち入る隙さえ与えない 完璧な二人であった。



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