* switch *
やっと 結弦に月夢ちゃんからの連絡が来た。俺待ちくたびれたよ。今日も月夢ちゃんに会いたかったから…

結局ずっと結弦の家でダラダラと過ごし、月夢ちゃんを迎えに行くと結弦が言うから 車に乗せて送ってやるという事で 一緒に向かう事になった

店のパーキングに車を止めた。店に結弦と二人で入る…

月夢ちゃんは?
キョロキョロと結弦も探している…

スゴい超綺麗な子が座っているが…
「///えっ?月夢ちゃん?」

「月夢いた?」

「///ああヤバい…月夢ちゃん、今別人みたいだよ…」

俺が指差す方向を見た結弦は 素早く動き 月夢ちゃんの前に行った…

「///月夢…お前、すっげー可愛いな…お兄ちゃんドキドキする…」

「///お兄ちゃん、私ってわかった?」

「///いや見つけたのは翔だよ…」

「///翔君?」

「///月夢ちゃん、可愛いくなり過ぎてて、一瞬わかんなかったよ…」

「私変じゃない?」

「「変じゃない!」」

「良かった!コンタクトにして正解だね」

「///俺心配だよ…外は危険が一杯だから、早く家に帰ろう。翔送ってくれ…」

「わかった。さ、行こうか?」

さりげなく俺は月夢ちゃんの手をひいて立ち上がらせた…

///ドキドキする…

「こら翔、月夢に触るな…」

ペシっと叩かれて 離れた手と手…

温もりが少し残っている手を見つめながら、初めて月夢ちゃんの手を触った…

月夢ちゃんから見て 俺は男として意識される存在なのか? 手を差し出したって事は嫌われてはいないという事だけは理解出来た…


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