* switch *
「痛いっ。」

「ごめんね、やっぱ月夢を俺のって印つけとかないと ちょっと不安なんだよ…。」


翔君 不安なの?何に対して?


「月夢、今から俺の指示に従って?───で、月夢が────するんだ。

だから─────とどっち?だから決めてくれる?」


二人で内緒の話をして、私に決めろという翔君。

冷静に考えるけど、やだどうしょう?考えれば考える程 あり得ないmissionだ…。

だけど…翔君はクスクス笑って 意地悪に私に言う…


「月夢簡単だろ?結局誰と居たいかだろ?どっちにする?俺は月夢に従うだけだから。」

「わかった…。私も覚悟を決めるね。結果は 後で───。」

「そうきたか…。月夢俺までドキドキさせてくれるとは 中々やるな///」

「それじゃあ、準備するから 向こうでお茶でもして 落ち着いてからね。」

「ああ、わかった。まだ迷ってる?クスッ」

「うん、当たり前じゃない。バカ///」


冗談なんか言ってられない状況なのに、敢えて無理に笑顔を作る私も かなりおかしくなっていたと思う…

二人でお兄ちゃんの待っている場所に向かうのであった…



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