* switch *
出掛ける前に 落ち着いて貰う為に、コーヒーを入れる為に キッチンに行く。

私はコーヒーは苦手なので カフェオレにして 二人の元へ持って行く。


「月夢、久しぶりに会うけれど…ちょっと痩せたんじゃないか?もともと線が細いのに、ちゃんと食べているのか?」

「うん、食べてるはずなんだけど、お兄ちゃんの美味しいご飯が また食べたいな…。」

「月夢///参ったな…」


お兄ちゃんが 何故か照れている?


「月夢 その言い方じゃあ、俺のはダメなの?」

「翔君のご飯も 美味しいの…私には作れないからね///翔君は 何でも作っちゃうんだからね。」

「おいおい月夢、俺がいるのにいちゃつくなよな…」

「もう、いちゃついてないから///あのね…今からちょっとお願いがあるんだ…。黙って私の言うこと二人で聞いてほしいの。いい?」

「何?月夢…」

「5分間 目を瞑るだけなの…。出来る?私がいいって言うまで 目を閉じていて。約束出来ない人は もう一生話すのやめるから…わかった?」

「5分間だけだろ?月夢 俺はOKだよ。」

「月夢…わかったよ。」

「今からだからね…絶対何があっても 目瞑っててよ。」

「はい、二人とも スタート────。」


ここまで 引き伸ばしたけれど、まだ悩む私。だけど、やっぱり答えは1つだけ…

私は覚悟を決めて───────前に進んだ。



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