* switch *
鏡の中の月夢はびっくりした顔で見ている。

これが、例の媚薬なのか────。

話には聞いていたが 自分が体験するのと、しないとでは雲泥の差、想像以上だ。

しかし、月夢は可愛いな…。

俺は頬を触ってみた。ぷにぷにとお餅のような 柔らかさの弾力にドキリとする。

次に手を見た。小さく細い指。こんな手で ご飯を食べたり、物を持ったりしているのか!可愛い過ぎる///

///胸が───

恐る恐る触る。思ったより大きく月夢意外と胸があり 着痩せするんだと思った。

続いて おしりを触る。
プルンと形の良い弾力で キュンとする。

何だ?キュンって…
初めての感覚に これは女子にしかわからないのではと思う…。

鏡をもう一度見ると、少し赤らんだ恥ずかしがる月夢の顔があり、堪らないと思う…。


「お兄ちゃん、さっきからこっちで 何してんの?絶対にエロい事してるんでしょ?」


困り顔の俺が 月夢口調で聞いてくる。


「月夢の体を点検してるんだよ。俺女子になった事ないし、気になるだろ?」


俺は月夢のある部分を見て納得した。

月夢、ごめんな。それの対処方法は 中々厄介なんだよ…

それを敢えて言わないのは 意地悪だと思うだろうが、そっと別の事でも考えて欲しいと思い、翔がいる部屋に二人で戻る事にした。




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