* switch *
鏡に向かったお兄ちゃんは 中々こっちに戻ってこない。おまけに 何だか下半身が怪しい動きをしだし、私はお兄ちゃんの体をもて余していた。

この姿で 翔君に話掛けるのも、恥ずかしいし 微妙だから…。

翔君はどこかへ行ってると思ったら、荷物を詰めていたようだった。

「翔君、お兄ちゃんの様子を見て来るね。」

と言って洗面所に向かい─────

色々している お兄ちゃんにドン引きしながら、果てしなくビクビクしだした、聞き分けのない別人格の この収拾の付きかねない一物を見て ため息をはいた。

お兄ちゃんとのやり取りの後、お兄ちゃんと二人で翔君が待っている部屋に戻って 次のmissionを実行する事にした。


< 164 / 228 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop