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翔君の後ろに付いて離れを出た。その先にある大きな扉に入る。やっぱりここだよね…。

翔君の実家。離れに入る前に大きな門の扉があって、しっかりと椎名と表札が出ていたのを確認してたから。

前に一度来た時も思ったけれど 大きなお家…。お手伝いさんと執事がいた記憶がある。

玄関から入ると…


「お帰りなさいませ、翔さん。奥様がそれはそれは お待ちかねでございます。」

「ただいま。静さん急に無理言ってごめん。あっ紹介するね、結弦の妹の月夢ちゃんだよ。これから暫くここで生活するから、よろしくね。」

「まぁまぁ可愛いらしい方ですね。あなた以前結弦さんと一緒に来た少女?」

「静さんよく覚えてたね。俺の大事な人なんだ。母さんには内緒だよ。」

「わかりました。お任せ下さい。」

「朝倉 月夢です。これからお世話になりますが よろしくお願いします。」

「月夢さん、本当に可愛いわ。アイドルみたいね…翔さんにお似合いで、まぁまぁ///」

「ハハ…静さんがこんなに褒めるなんて珍しいんだけど…月夢良かったな///」

優しい感じのいいお手伝いさんの静さんに連れられ 廊下を歩きリビングに入った…



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