* switch *
部屋に帰って来て 部屋着に着替えて お茶にする。

そう言えば バタバタしていて 忘れそうだったけど、急に昨日のキスの事を思い出してしまった…

さっきまで結構普通の会話や態度でいられたのに どうしょう…

翔君は普通だから 昨日のは夢でも見てた?みたいな錯覚さえ思ってしまう…

「明日は月曜日だよな…月夢は朝 俺の車で出勤な…」

「え!何でお兄ちゃん?」

「当たり前だろ…満員の通勤電車で痴漢されたい?」

「///やだ…」

「決まりな。翔は車で通勤するだろ?」

「ああ。朝に家帰って着替えるよ…」

「あ~、俺月曜日~水曜日まで出張忘れてた…」

「それなら、夜に家帰って 朝迎えに来てやるよ…車で二人を送れるし、痴漢にあう心配もないだろ?」

「いいのか?翔助かるよ…」

「翔君、お願いしてもいい?」

「///任せとけよ…」

私は違った意味で 心臓がバクバクしている…お兄ちゃんが出張?家にいない?

これは…絶好のチャンス…
翔君を何とか理由を付けて 家に招き入れる事が出来ないかな?

何か…手立てはないか…ぐるぐる考えても 浮かばない案に 悩まされるのであった…



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