* switch *
夕方になり、やっと椎名家に帰って来た。何度か翔君から連絡が来ていたみたいだが、全然スルーをしていた。
玄関を入った所で、翔君が慌てて走って来た。
「月夢、何処に行ってたんだ?」
「あら翔、もう帰って来ちゃったの?もっとゆっくりしていて良かったのに…。」
「翔君今日はね 汐俚さんが買い物で服と鞄と靴をプレゼントして下さったの。
それと、KENさんの所でスペシャルスィーツをご馳走になってね…私今日1日ずっと楽しかったのよ。」
「そうなのか…だけど母さん 月夢は面割れてるから 外に連れ出すのは不味いって俺言ってたよね。
今日はもう仕方ないけど、これからは絶対ダメだからね。じゃないと、俺月夢連れて別の場所に行くから、わかった?」
「翔ごめんね。嬉しくてつい月夢ちゃんを連れ回してしまったわ…。そうよね、軽率な行動は気を付けるわ…。」
シューンとなった汐俚さんに対して 翔君は、もういいからと優しい。
やっぱり翔君は優しい人───。誰に対しても優しい人は 真に優しい。
だけど、今日の行動が パパラッチの監視の目に止まった事に 椎名家の人は誰1人と気付いていなかった…。
ハイエナは匂いを嗅ぎ付けるのが巧みで、食らい付いたらしつこい─────。
玄関を入った所で、翔君が慌てて走って来た。
「月夢、何処に行ってたんだ?」
「あら翔、もう帰って来ちゃったの?もっとゆっくりしていて良かったのに…。」
「翔君今日はね 汐俚さんが買い物で服と鞄と靴をプレゼントして下さったの。
それと、KENさんの所でスペシャルスィーツをご馳走になってね…私今日1日ずっと楽しかったのよ。」
「そうなのか…だけど母さん 月夢は面割れてるから 外に連れ出すのは不味いって俺言ってたよね。
今日はもう仕方ないけど、これからは絶対ダメだからね。じゃないと、俺月夢連れて別の場所に行くから、わかった?」
「翔ごめんね。嬉しくてつい月夢ちゃんを連れ回してしまったわ…。そうよね、軽率な行動は気を付けるわ…。」
シューンとなった汐俚さんに対して 翔君は、もういいからと優しい。
やっぱり翔君は優しい人───。誰に対しても優しい人は 真に優しい。
だけど、今日の行動が パパラッチの監視の目に止まった事に 椎名家の人は誰1人と気付いていなかった…。
ハイエナは匂いを嗅ぎ付けるのが巧みで、食らい付いたらしつこい─────。