* switch *
三人で近くの店で夕食を食べ、お兄ちゃんとは別れ 翔君と二人でホテルに戻る。


「やっと 二人きりになれた。」


ちょっと意味深な感じで わざと?翔君ってほんとはちょっとSが入ってると思う…。部屋に入ると 抱きしめる人がいて


「いくら兄弟だからって、結弦に抱きしめられて じっとし過ぎ…俺が何とも思わないと思ってんの?

お仕置き…月夢からキスしてよ…」


ほら、やっぱり意地悪───


「やだ///。翔君、意地悪だ…。」


「///そんな顔してもダメ…。余計苛めたくなる。わざと苛められようとしてない?」


クスクス笑いながら、覗き込む顔に 不意討ちでキスをする。


…して後悔。恥ずかし過ぎる───


「この子は///」


ベッドに押し倒され 翔君の顔の度アップ。


「ねぇその顔 絶対誰にも見せちゃダメ…もぅ無理…」


キスの雨を体中に落とされる。私はいつの間にか服は脱がされ 何も考えられない。

息さえも苦しいけど 幸せな気持ちと意地悪な焦らしに翻弄され、1つになって何度も意識を飛ばされ果てた────

気付けは 翔君が私の事を 優しい眼差しで見詰めている。


「月夢、いくら見ていても飽きないし、ずっと見てたい///ねぇ月夢、どうしてこんなにも愛しいのか不思議。俺おかしいのかな?」


「翔君、聞いててスゴく恥ずかしいんだけど///私をそんなに想ってくれるのが嬉しい…。私も翔君をずっと見ていたいと思うから同じだよ。」

今は 外でのガヤガヤと騒がしい状況は一時忘れて、この幸せな時間を、二人何時までも過ごせる事を大切にしたいと思った───




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