* switch *
車がSTAR☆ホールディングの駐車場に付き、翔君と一緒にエントランスに向かう。

事前に連絡を入れていたのか 翔君が迷わず専務室に向かうエレベーターに乗り直行する。何時の間に連絡を入れていたの?

最上階らしい、トップばかりの部屋がある廊下を進み、専務室とプレートがある部屋の前まで行きノックする。


コンコン…


「はい。どうぞ…」


扉を開けると 何故かお兄ちゃんと月都君の二人がいた。


「おはようございます。深山専務。」


「おはよう翔、月夢ちゃん。」


「おはようございます。深山専務…何でお兄ちゃんがいるの?」


「おはよう。昨日月都に電話して、今日朝会う約束したんだよ。月夢はどうした?」



「結弦、まさかお前がいるとは思ってなかった。」


「中々なメンバーが集まったな…。さて、どうするかな?」


「は?お前…皆が集まった理由がわからないとか言うなよ?そこまで 頭が回らない訳じゃないだろ?」


「俺 負けとか嫌なんだよ。昔からお前らには 負けてばかりだったから…。」


お兄ちゃんと翔君と同じ大学だった月都君は 昔何があったのだろうか?


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