* switch *
「えっと、月夢さんを撮影はNGなんですね?それでは専務の深山さん、今日はどのような件でお話をします?」


「月夢ちゃんと今度我が社のCM起用の依頼をしてるのですが、中々OKの返事を貰えてない状態で…それを今話をしてる最中なんです。」


「CMですか?もしやこのメンバーでの撮影ですか?滅茶苦茶素敵に仕上がりそうですね?」


「…させるか?」お兄ちゃんが怒り


「あなた、空気が読めないんですか?」


翔君が冷たく鼻で笑いながら言う…


「///愛されてる月夢さんが、羨ましい…」


と 場違いな事を言う人に私はドン引きしながら…


「深山専務、私はCMに出ないと断りに今日来ました。なので研究費用の件もなかった事で結構です。」


「///流石月夢。偉いぞ…お兄ちゃんと帰ろうか?」


お兄ちゃんが頭を撫でてきて 私に笑い掛ける。


「結弦 いくら月夢が可愛いからってむやみに触るな…今から月夢は普通に会社に行くんだよ。俺の車でな。」


翔君が私の手に指を絡めて繋ぎ、取材クルーの横を守りながら通る。


「俺は まだ諦めた訳じゃないから…月夢ちゃん、また会おう…。」


月都君の執着は何故か 普通の感じじゃないのだけがわかり怖い…


「月夢さん、顔がTVで拝見出きる日を楽しみにしてますね!」


と取材の女の人が話している声だけが聞こえる中 専務室を出た。



< 197 / 228 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop