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会社のエントランスを通り エレベーター前で待つ。何故か ジロジロと見られてる視線を感じながら エレベーターで10階に上がる。

フロアーに入り 普通に挨拶をする。

「おはようございます。」

「えっ、え~誰?まさか…朝倉?」

隣の席の同期の志木君が 大きな声で騒ぐもんだから、フロアーにいた人達に注目されてしまう…

「眼鏡?髪型?服装?全部変わった?お前…変わり過ぎて別人だよ…」

「あのね 休みに魔法使いの人に会ってね、変身手伝って貰ったの…」

「お前 頭大丈夫か?魔法使いとか…いや、魔法は置いといて、かなりヤバイな///度ストライクだよ…」

さっぱり志木君の言ってる事が理解出来ないけど、志木君は私とは同期だし、まだ話せる人だ。

フロアーの人が 私の周りに集まって

「///ねぇ朝倉さん 今日ランチ一緒に行かない?俺 美味しい店に連れて行ってあげるよ…」

あまり話した事のない、2年先輩の男の人が話掛けてくる。

「ごめんなさい。今日はお昼休みに行きたい店があるので、お弁当持って来てるんです。」

「あっ朝倉 それ俺外に行く用事あるから、車出せるよ!」

「えっ志木君本当?ちょっと遠いから どうしょうかと思ってたんだ…」

「じゃあさ、お弁当食べたら行こうよ。社食で俺食べるから一緒にね!」

「///うん。ありがとう」

志木君にニッコリ笑ったら 何故だか固まっていた。

周りに集まっていた人も 固まっていたのは 月夢は気付かないでいたのである…



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