* switch *
パスタを食べながら 翔君のお勧めのワインを頂いていた

ワインは飲んだ事はなかったけど、すごく飲みやすい。ついつい飲み過ぎたみたいで、途中でトイレに行こうとしたら、足に酔いが来て フラフラだった。

意識はちゃんとしているんだけど、足に来たとか、これ動けないパターンだ。

何とかトイレから帰り ソファーに座るのがやっと…

「月夢ちゃんは お酒強くないんだね。結弦は…まぁ普通位かな?」

「私 外で飲んだの数回だし、お兄ちゃんが 飲んだらだめって 煩いんだ…」

「結弦、月夢ちゃん大好きだからな…」

///大好きって翔君が言ったらだめだよ…
私はお兄ちゃんじゃなく、翔君が大好きだよ…

「///翔君は酔ったらどうなるの?」

私のすぐ隣に翔君が座りながら…

「う~ん、わかんないや…色々だから…あっ、ちょっと困るやつがあった…」

へ~酔っぱらうと色々なパターンがあるんだ…外での翔君ってどうな感じなのかな?
って思っていたら…

顔の前に影が出来て…顎をクイッと上げられ…キスをされていた…

///えっなんで?

リップ音がして、フフって笑われる

「///可愛い。俺ねキス魔になる時もあるみたいなんだ…今日はどうやらキス魔。近くにいたらキスしちゃうよ…嫌なら逃げて月夢ちゃん…」

嫌なら逃げてって?嫌じゃない場合は どうすればいいの?

「///月夢ちゃん 俺から逃げないの?」

///こんなの反則…逃げれないように 翔君が私を抱きしめてる…

心も身体も捕らえられた私は…甘いキスの雨を顔に唇に浴びるだけで 無抵抗な人であるしかなかった…

胸のドキドキを翔君に必死にバレないように隠して…




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