* switch *

リアタイ

翔君の家から今度は 私のマンションに車は到着した。

私は不自然にならない様に 翔君をお茶に誘う。

「あっ、翔君昨日ケーキ食べるの忘れてたね。あれって 今日でも食べれるかな?」

「う~ん。今日ならギリいけそうじゃない?」

「なら、一緒に食べようよ!」

「え?月夢ちゃんいいの?あそこのケーキ旨いから俺は食べたい…」

よし、やっぱりケーキは買って正解だった…

二人でエレベーターに乗り 部屋に入った。荷物を置いて 早速お茶の準備をする。

翔君はソファーに座り 私の方を向いて話をする

「ねぇ月夢ちゃんって彼氏いた事あるの?」

///え?翔君にそれ答えなきゃダメ?

「///何でそんな事聞くの?」

「月夢ちゃん可愛いし海外行ってた時に 彼氏出来たのかな?って思って…」

「残念ながら彼氏はいません。私翔君が思う程可愛くないし、相手にされなかったよ…」

「そうなんだ。(良かった…)」

「こっちでは、お兄ちゃんの監視が厳しくて デートすら無理だし…」

「結弦の溺愛すごいもんな…でも 彼氏は欲しいの?」

「彼氏は欲しいって言うか 誰でもいい訳じゃないし、わかんない…」

翔君が彼氏になって…と思うんだけど、それは口には出来ない…

「そっか、彼氏はいないんだ…」

翔君の小さい独り言は聞こえず…どうして そんな事聞いて来るのか不思議だった。





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