* switch *
「ねぇ月夢ちゃん。俺が遅くなったのが悪いんだけど、行動する前に連絡欲しかったな…」

「///えっと…ごめんなさい。」

「いや、謝らなくていいよ。月夢ちゃんは可愛い女の子なんだから 色々と厄介な事になるとは思ってたんだけどさ…彼、うちの専務なんだよね…」

「月都君が?」

「はぁ。そうやって良く知らない人の事を 簡単に名前呼びしちゃダメ!」

私 翔君に説教されてるの?珍しいな…

「もう、月夢ちゃん俺心配過ぎて おかしくなりそう…」

翔君をおかしくさせたのは私?どうして そこまで心配するのか またわからない…

「ねぇ平常心になるまで、月夢ちゃんを抱きしめていい?もう、心がクタクタだから 月夢ちゃん癒して///」

翔君の匂いに包まれながら、私は翔君に何故か訳がわからずに 抱き締められている…

///はぁ…ドキドキが止まらない。だけどずっとこうして欲しい…翔君の方が癒しだよ…

翔君は優しく 私の髪を掬いながら髪にキスを落とす。

「///あ~落ち着くな。ねぇもっと癒して欲しいんだけどダメ?」

///もっとって何?翔君の顔を下から覗き込む。

「///待って…今のなし。」

急に翔君が顔を横にして 更にぎゅっとされる…

苦しい。体の方じゃなく心が…。
翔君、私はあなたの心が欲しい…


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