* switch *
翔君に連れられ 車に乗り込む。扉は開けて私をエスコートするのは当然の行動で…

「///月夢ちゃん、今日はデートの為に可愛くしてくれたんだ?」

恥ずかしい…でも。

「///そうだよ。初めての休日デートなんだもん。」

「そっか。そんな貴重な初デートに俺関わる事が出来てラッキー。今日1日彼氏役だから 月夢ちゃんを楽しませるからね。」

彼氏じゃないのが 本当残念なんだけど、1日中 好きな人と一緒にいれるなんて、夢みたいな事だから 贅沢は言えない…

「///今日は1日翔君の彼女役 よろしくお願いします…」

車はゆっくりとスタートして 翔君とのデートが始まった。

「今日は何処に行くの?」

「う~ん、自然で活動的な?」

「フフ…謎々?自然って大き過ぎて 全然思いつかない…」

「月夢ちゃんは 山道とか車酔いは大丈夫かな?」

「バスも車も 今まで酔うとか 気分悪くなった事はないから 大丈夫だと思うよ…」

「そっか、ならよかった。ちょっと遠出になるけど、都会から離れて気分をリフレッシュしようね。」

翔君の運転は丁寧で そんな酔うとか あるはずもない。それよりも 翔君が格好良すぎて ドキドキする…。あんまり見過ぎると バレちゃうから、たまに会話の途中でチラ見するぐらいだ。

こんな格好いい翔君なのに、私に付き合ってくれるのは不思議だ…



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