* switch *
山を幾つか越えて 山の中にある施設に到着した。翔君 何するつもりなんだろ?

少し歩いて 勿論翔君が手を差し出すから また手を繋ぐ二人…。さっきも繋いだけど、全然慣れないし 恥ずかしい。

「///あの翔君 今日はずっと手を繋ぐつもりなの?」

「そうだけど 月夢ちゃんは嫌?」

「///嫌じゃない…」

…だって好きだから。

「じゃあ問題ないね?月夢ちゃんが迷子にならない様に…。クスッ」

「///もぅ 迷子にはならないよ…」

「あっそれと今日は彼氏設定だから 月夢って呼ぶから…月夢も君はなしね…」

え、え~無理無理…翔君意地悪だ。クスクス笑う翔君を睨んだ。

「ハハ…可愛い。月夢睨んでもダメ。呼び捨てじゃないとキスしちゃうから…」

///何?どうしたの?翔君が壊れた?脳内キャパオーバー。

プシューと音がしそうな位 顔も体も熱い…

「///翔の意地悪…」

///あっ言っちゃった…

あれ?翔君の顔が赤い?フイと横を向いて黙って歩いて行く。翔君…何で自分で言ったくせに どうして?

だけど私も呼び捨てにした手前 恥ずかしく 話しかける事が無理だった…



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