* switch *
翔君の部屋に入り、ソファーに座る。私何気に大人しく座ったりしてるけど、本当に大丈夫?

ちょっと最近翔君と一緒にいる時間が多いからって 翔君の隣に当たり前にいる自分が 信じられない。

頭をフルフルした。

「月夢どうした大丈夫?今お茶入れるけど、紅茶とコーヒーどっちがいい?」

「///紅茶入れてもらっていい…」

「OK!待っててね…」

そうだ、今のうちにKDKを用意して、隙を狙って入れちゃえばいいか…

翔君がお茶を二人分持って来た。一瞬 部屋から出たので、その間に数滴カップにKDKを入れる事が出来た。

プチミッション完了だ。
問題はここから…

お茶は普通に飲むからいいけど
そこからキスへのステップが難しい。

私からの面と向かっては…
絶対無理無理///

だからと言って

翔君に〝キスしてくれる?〟

なんてお願い出来る訳ない。

なんて面倒で厄介な薬を作ったの私?
もっと 簡単なのに改良しないと…

ブツブツ言って自分の世界に入ってたみたいで 翔君が近くに来ているのにも気付いてなかった…


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