* switch *
「月夢イッちゃったね…フフ///」

今笑えない。何しちゃったの?

翔君は素早くテッシュで拭き パンツに何事もなかった様にしまう。

私の頭では到底理解が出来ない 予期せぬ事ばかりで 思考能力低下中…

「///翔君なんか もう知らない。」

これだけやっと言えた。

ちょっと青い顔をしてる私を横目に 私は泣いてしまう…

私の姿でおろおろしている翔君がいて、これどんな状態?余りにもシュール過ぎて 泣きながら笑ってしまう…

「月夢ごめんね。ちょっと俺やり過ぎたね…どうしたら許してくれる?」

私の姿で謝られても 全然説得力なんかなく、返っていやな感じだ。

「ぐすっ。翔君が普通の姿の時に してもらいたい事があるの…今は言いたくない。」

「わかった。元の姿に戻ったら 話してね。もうそろそろ戻るかな?あと少しで変わるなら、鏡で月夢を見たいんだけど、それは大丈夫?」

「///えっ、私を見たいの?何で?」

「///内緒だよ…」

って言いながら、翔君は姿見がある玄関に向かう。私も後ろを着いて行った。

「月夢は こんな感じの世界にいるんだね。だいぶ小さいね。俺を見る時は 見上げてるんだ…」

私は上から私の姿の翔君を見下ろす。翔君は 私を見る時は こんな感じで見ているんだ。何か不思議…

あっ…フッとなって 次の瞬間には 目線が低い位置に変わっていた。元の私が鏡に映っている…効果が切れたんだ…




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