* switch *
部屋に入った私を お兄ちゃんがベッドに座らせた。

「月夢、キスした事ある?」

答えたくないのに…

「///あるよ…」

「誰とキスした?」

「///翔君。やだ…お兄ちゃん言わさないで…」

「無理。キス以上の事は?」

「///ないよ。私の体の時は…」

あ、余計な事まで話してしまう。どうしょう…

「私の体以外ではあるんだ?どういう事かな?」

「私が作った薬で、人と人が入れ替わるの。その時に 翔君と変わって…」

「は?お前…そんな薬作ったんだ。それ今もあるの?」

「うん。部屋に置いてるよ。」

「そう…後で見せて。じゃあさ、キスまでなんだな…」

「///うん、そうだよ…」

「はぁ…翔のやつ、いつの間に…」

お兄ちゃんの尋問は 恥ずかしくて耐えられない。

「月夢は勝手にキスしちゃって…お仕置きが必要だな。フフ…」

お兄ちゃん笑ってるけど、目は笑ってないよ…怖い。



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