『来年の今日、同じ時間に、この場所で』
第3章
新しいもの
「おばあちゃん、行ってきます」
「はぁい、行ってらっしゃい。気をつけるんだよ〜。」
私が角を曲がるまで手を振り続けて見送ってくれるおばあちゃんを見て
ココにきて良かったと思う。
心残りなのは、
やっぱり…
ベンに何も言えなかったこと。
聞きたいことも聞けなかったこと。
みんな、元気にやってるかな…。
もうすぐ修学旅行の時期が来る。
逢いたいな…みんなに。
声が聞きたいな…
あの笑顔がもう一度見たいな。
こっちに来て半年が経った。
田舎町だから、みんないい子ばっかりで
友達もそれなりに出来たし
学校生活は楽しい。
でも、やっぱり
ベンのことが気になって仕方なかった。
「はぁい、行ってらっしゃい。気をつけるんだよ〜。」
私が角を曲がるまで手を振り続けて見送ってくれるおばあちゃんを見て
ココにきて良かったと思う。
心残りなのは、
やっぱり…
ベンに何も言えなかったこと。
聞きたいことも聞けなかったこと。
みんな、元気にやってるかな…。
もうすぐ修学旅行の時期が来る。
逢いたいな…みんなに。
声が聞きたいな…
あの笑顔がもう一度見たいな。
こっちに来て半年が経った。
田舎町だから、みんないい子ばっかりで
友達もそれなりに出来たし
学校生活は楽しい。
でも、やっぱり
ベンのことが気になって仕方なかった。