きみの好きなところを数えたら朝になった。
TIME OF MYLIFE 告白

***


そして次の日。このまま2、3日休んでもいいと思ってたのに熱は一晩ですっかり下がって頭も全然痛くない。

今日はちゃんと朝ごはんを作って時間どおりに家を出ることができた。私は家のことをやるふりをして西崎とはまだまともに話してない。


「澪~!風邪はもう大丈夫なの?」

学校に着いてすぐせっちゃんが声をかけてくれた。


「ありがとう。大丈夫だよ」

「それなら良かった。そういえば昨日英語の先生が澪のこと探しにきたよ?一応休みですって言っておいたけど」

「あー、もしかするとこの前の課題かな。適当にやったからそれがバレたのかも……」

英語の先生はテストの点数よりも課題の良し悪しで判断するから後回しにしたら面倒なことになりそうだな。


「私、ちょっと職員室に寄ってくる」

「一緒に行こうか?」

「はは、平気。すぐ終わると思うから」

私はそう言って廊下に出た。

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